昨年好評だった「アンアンのセックスできれいになれた?リーディングトーク」。今年も「ラブピースクラブ読書会」の開催が決定しました!
秋の夜長に、一冊の本についてみんなで学んで、みんなで語ってみませんか?
今回は、二人の女性の物語『百合子、ダスヴィダーニヤ -湯浅芳子の青春-』を取り上げます。
みなさんは、「湯浅芳子」という人をご存知でしょうか。
1896年(明治29年)に生まれ、1990年平成の時代まで生きたロシア文学者です。
ダンディな外見と、自由で勝気な性格。「男女郎」と揶揄されることもあった湯浅は、女性を愛する女性でした。
『百合子、ダスヴィダーニヤ -湯浅芳子の青春-』は、その湯浅が愛した「宮本百合子」と過ごした日々を記したノンフィクション作品です。
二人は試行錯誤しながら、女同士の「名のない愛」を築いていきます。
また湯浅は、男性優位があたりまえだったこの時代に、鋭い視点を持ち、男女間の不平等や「女らしさ」について秀逸な考察をしています。「フェミニスト」と名乗らずとも、彼女はいつでも「女」の視点に立っていました。
今回のリーディングトークでは、ゲストに『百合子、ダスヴィダーニヤ -湯浅芳子の青春-』の著者、沢部ひとみさんをお招きします。 湯浅芳子に実際に会い、話し、親交を深めた沢部さんに、湯浅芳子とはどんな人物だったのか、大正・昭和の時代に女が二人で生きていくとはどういうことだったのか、詳しくお話いただきます。 ジェンダーやセクシュアリティの違和感を抱えながら、明治、大正、昭和、平成の時代を強く生き抜いた湯浅の生涯を、具体的なエピソードとともに、一緒に振り返ってみましょう。 そこにはきっと、女性を愛する女性だけでなく、すべての女性にとって重要で意義深い「気づき」があるはずです。
歴史の中で埋もれてしまうことの多い「女のセクシュアリティ」や「女同士の関係」を、この書籍を通して、今改めて考えていければと思っています。ぜひお気軽にご参加ください!
【トークゲスト】
沢部ひとみ さん
1952年静岡県生まれ。早稲田大学卒業後、公立学校教員をへてライターとなる。人物ノンフィクションを中心に執筆。
代表作に『百合子、ダスヴィダーニヤ ―湯浅芳子の青春―』(文藝春秋・学陽書房女性文庫)、『評論なんかこわくない』(飛鳥新社)がある。
2007年からパフスクールを主宰。ジェンダーやセクシュアリティ、マイノリティの視点に立ち、生きる知恵と勇気を共有し、学び合う場を提供している。現在は「再出発のための自分史」講座や、コミュニケーション力を高めるアサーティブ・トレーニングにも取り組んでいる。
【ワークショップ開催概要】
【開催日時】 2016年9月16日(金) 19:00~21:00 【参加費】 1000円(お茶・お菓子・おみやげ付き) 【開催場所】 ラブピースクラブショールーム 東京都文京区本郷7-2-2 2階 【ご予約方法】ご予約はメール またはお電話で承っております。 メールアドレス love@lovepiececlub.com 電話 0120-812-554 / 03-5840-6455 「お名前・ご年齢・ご連絡先電話番号」をご連絡下さい。 (お友達とのご参加をお考えの方は、お友達のお名前・ご年齢もご記入ください) 書籍『百合子、ダスヴィダーニヤ -湯浅芳子の青春-』(書籍をお持ちであれば、ご持参ください。お持ちでない場合も、ご参加いただけます。)
※誠に勝手ながら、当イベントは女性の方(生物学的な意味での女性)に限らせていただきます。 ※受付ダイアルは土日・祝日はお休みです。
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