ちゃんと知りたい「生殖補助医療に関する民法特例法案」
「生殖補助医療に関する民法特例法案」の問題点をきちんと学ぼう
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「選択肢が増えるのはいいこと!」 先日、生殖補助技術に関する話をしている時、そう言い切った女性がいて少し胸がざわついた。 自民党が野党にも呼びかけて今国会で成立させようとしている「生殖補助医療に関する民法特例法案」について話していたときだ。「不妊治療の議員立法」と紹介しているメディアもあるので、「選択肢が増えるのはいいこと!」というポジティブな感想が生まれるのは仕方ないのかもしれない。 この法案の目的は、第三者の精子や卵子を利用して生まれた子どもとの親子関係を民法で規定すること、とされているのだけれど、非常に問題が多いとされ、この分野に携わっている研究者(フェミニストです)たちが騒然として意見書を提出などして頑張って下さっている。 例えば「親」とされる遺伝的つながりのない子どもが知る権利(遺伝的な情報が欠如した不安などにどのように対応できるのか、近親婚のリスクなどを抱えている)については議論が尽くされていないこと。この法案を認めることで公的に第三者の卵子提供・精子提供が認められ「生殖医療ビジネス」は拡大することは間違いなく、その過程で卵子提供者の身体には非常に負担がかかる事実が全く考慮されていないこと。 「子どもが欲しい婚姻している男女カップルに選択肢が増える」(LGBTカップルのことは全く触れられていません)一方で、経済的格差が広がる日本で貧困に喘ぐ若い女性たちが生殖ビジネスに巻き込まれていく「選択」も増えていきます。 法案が提出されるまでにあまり時間はありません。でも、この法案の何が問題なのか。生殖医 療技術の研究者と、無戸籍問題のジャーナリストのお二人にお話を伺います。ぜひご参加下さい。 日時:2020年11月17日 PM18時〜(2時間を予定しています) 定員:100名 参加方法:要予約:ZOOM ウエビナー(事前予約をお願いします。このHPから予約して下さい。後ほどZOOMリンクを送ります) 参加費:無料 出演:【柳原良江】代理出産はじめ他者による身体使用について。専門は生命倫理、STS、社会学。東京電機大学教員。 【井戸まさえ】 元衆議院議員 ジャーナリスト 無戸籍問題に取り組み当事者の立ち場にたった法律をつくってきた。著書に「日本の無戸籍」など多数 【北原みのり】フェミニスト作家 ラブピースクラブ代表
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